看護師として病院で働く魅力の1つに人の命の大事さを理解できるという事が上げられます。
医療施設では軽い病気や怪我の治療だけでなくて命に関わるような怪我や病気の治療をしていく事も珍しくありません。
命に関わる怪我や病気になった時には、患者さんやその家族はどれぐらいの確率で助かるのかを強い思いで医師や看護師に聞いてきます。中には涙を流しながら不安を抱えて治療に励んだり、入院する人もいるでしょう。
看護師はそういう人たちと関わることで、命がどれだけ大切であり、人が健康で生きられることがいかにありがたいことであるのかを知ることができるのです。人の命の重さを実感できるというのは、今の平和すぎる世の中において、大変貴重な経験だといえます。
必死に生きたいという患者さんを見ると、あなたの看護師としての意気込みにも変化が出てくるでしょう。「少しでも多くの患者さんを助けたい」と心から思うことは、大きなやりがいに繋がります。
また、このような命の価値を知ることは、同時に自分の命の大切さを知ることでもあります。中にはいつまでも健康体で生活できるよう、生活習慣を見直す意識が高くなる人もいます。
数ある職業の中でも、特に看護師は人として学ぶことが多い職業だといっていいでしょう。
たくさんの命を救い、一方で失われる命やその家族にも関わってきた看護師は、他の誰よりも命の重みを知っているといっても過言ではありません。
人に命や健康の重要性を説き、ときには命を落とした人の周囲の人に寄り添う。そんな重要な役割を担っているのです。